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基本的な使い方

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ここではグラフエリア上段・右の維持率と効率をプロットするグラフについて説明します。

右上のエリアでは、サイクル維持率やクーロン効率をプロットすることができます。

Mainタブ #

  1. 凡例を表示します。表示場所は、UP:上段、Mid:中段、Low:下段、L:左側、C:中央、R:右側の組み合わせになります。
  2. 凡例のフォントサイズを指定します。
  3. チェックボックスをONにすると、維持率をプロットします。
  4. チェックボックスをONにすると、効率をプロットします。
  5. 何の維持率をプロットするか指定します。
    • [Charge] 充電容量(mAh)もしくは充電エネルギー(Wh)についての維持率をプロットします。維持率において、何を100%とするのか（1サイクル目なのか、最大値なのか）についての設定は下の段落の「維持率の基準値の設定」を参照してください。
    • [Discharge] 同上ですが、充電ではなく、放電についてのプロットになります。
    • [ChargeCC/ChargeCV/DischgCC/DischgCV] 同上ですが、充電のCCやCV、放電のCCやCV部分についての維持率になります。
    • [C&D] 同上ですが、充電と放電の両方の維持率についてプロットします。
    • [CDCD/DCDC] 最初(変更可)のChargeの容量を100%として、Charge→Discharge→Charge→Dischargeの順番に維持率をプロットしていきます。DCDCはDischargeスタートです。エネルギー密度(Wh)も指定出来ます。
    • [OverC/OverD] 直前の放電容量に対して、過剰に充電した容量をプロットします。OverDは直前の充電に対して、過剰に放電した容量です。エネルギー密度(Wh)も指定出来ます。なお、この時だけはプロット単位(mAh、mAh/g、Wh/kg等)が、ChaDiPloの左下エリアでのボタン指定に従います。
  6. 維持率において、容量(mAh)とエネルギー(Wh)のどちらの維持率をプロットするか指定します。ただし、上述のOverCとOverDの時だけは、この指定は無視されます。
  7. 効率をmAhかWhのどちらで計算するかを指定します。
  8. 通常、効率は放電/充電で計算されますが、reverseのチェックがONになっていると、充電/放電で計算します。
  9. プロット画面をPNG画像として保存します。背景は透明になります。

維持率の基準値の設定について #

維持率において、何を100%とするかについては、ChaDiPloの左側のエリアで指定します。

維持率の100%はChaDiPloの左側のエリアで指定します。
  • 1stを選択した場合

最初のサイクルの値を100%として、維持率が計算されます。

  • Maxを選択した場合

最大値である容量(mAh)もしくはエネルギー(Wh)を100%として、維持率が計算されます。

  • otherを選択した場合

100%とするサイクルを指定します。

  • データによって基準を変えたい場合

複数ファイルの維持率をプロットする場合において、あるデータでは1サイクル目、その他のデータでは2サイクル目を100%としたい場合にはIndiv.タブで個別指定することができます。詳しくは応用編のデータ毎に設定を変えるを参照下さい。

Max/Minタブについて #

それぞれ、x軸、y1軸(右側の縦軸)、y2軸(左側の縦軸）の最大、最小値を指定します。数値を入力しただけではグラフに反映されないので、右側のSetボタンを押してリプロットしてください。

Labelタブについて #

Labelタブでは、グラフ上にプロットした数値を表示する機能です。詳しくは応用編のグラフ上にプロットした数値を表示するを参照してください。

  1. グラフ上にプロットした点の数値を表示します。
  2. 点上に表示する数値のフォントサイズを指定します。
  3. 点上に表示する数値の桁数を指定します。
  4. 点上に表示する数値と点との距離を指定します。
  5. 最後の点の数値だけを表示します。サイクル数が多い場合、最後の維持率だけを知りたい場合が多いケースを想定してのオプションです。

Ret.タブとC.E.タブ #

Ret.タブでは維持率について、C.E.タブでは効率についてのプロット設定になります。どちらも設定内容は同じなので、ここではRet.タブを用いて説明します。

  1. 直線のスタイルを指定します。
  2. 直線の太さを指定します。
  3. マーカーのスタイルを指定します。
  4. マーカーの大きさを指定します。
  5. 軸につける名前のフォントサイズを指定します。
  6. 軸につける名前を指定します。
  7. 軸の目盛りのフォントサイズを指定します。

Ticksタブ #

  1. x軸の目盛りの密度を指定します。
  2. 軸の目盛りの密度を指定します。
  3. プロットエリア内にx軸に補助目盛り線を表示します。
  4. x軸上に補助目盛りを表示します。
  5. プロットエリア内にy軸の補助目盛り線を表示します。
  6. y軸上に補助目盛りを表示します。

othersタブ #

  1. グラフ上部に表示されるタイトルを設定します。
  2. x軸につける名前のフォントサイズを指定します。
  3. x軸につける名前を指定します。
  4. タイトルなどは入力しただけではグラフに反映されないので、このsetボタンを押してグラフをリプロットして下さい。
  5. x軸の目盛りのフォントサイズを指定します。
  6. チェックをONにすると、オフセット指定が反映されます。詳しくは応用編のオフセットを利用する、を参照下さい。
  7. オフセットの結果、ｘの値がマイナスになった場合でもプロットするかどうかを指定します。
Updated on 2025年4月27日
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