ChaDiPlo version 5.00の時点で対応しているメーカーは以下となります。
ChaDiPloはメーカー公式ソフトではありませんので、充放電装置メーカー様へのお問い合わせはお控え頂くようお願いします。
- 東洋システムの00001系の連番ファイル
- 日鉄テックスエンジ(*.txt)
- アスカ電子(*.csv)
- 北斗電工(*.csv)
- エレクトロフィールド(*.csv)
- Bio-Logic(*.mpt)
- Scribner(*.bdat)
上記リストにない充放電装置メーカーの出力ファイルでも、データをご提供頂ければ無料にて対応させて頂いてます(納期1週間くらいです)。また、充放電装置のバージョンによっては出力ファイルのフォーマットが異なり、ChaDiPloで変換できないことがありますが、その場合でも変換できないデータを頂ければ対応させて頂きます。データは、フォーマットがわかればいいので充放電試験の中身は特に問いませんが、不自然に中断しているなど特殊なデータは避けて頂けると幸いです。
東洋システム(000001ファイル) #
000001というファイル名で出力される東洋システム社様はChaDiPlo対応済みです。時期によって、txtなどの拡張子が付くようですが、ユーザー様からご報告のあった分については対応完了しています。
000001ファイルをChaDiPlo_converterで開くと、同じフォルダにある000002以下の連番ファイルを自動検索して続けて読み込みます。
[mAh・Whの積分計算] #
000001には積分データが入っていないため、ChaDiPlo_converterが計算して出力します。
[充電放電の区別] #
000001は電流値がすべて正で出力されるので、「状態」として出力される番号から充電・放電・レストを区別しています。
日鉄テックスエンジ(*.txtファイル) #
日鉄テックスエンジ社様のCXXX_0001.txtというような形式のファイル名で出力されるデータはChaDiPlo対応済みです。
ファイルの指定にコツがあるので、下記をよく読んで下さい。
[読み込み方] #
先頭のファイルを読み込めば、以下連番に従ってファイルを自動で読み込みます。先頭ファイルの種類(C, RC, D, RD)によって、その後に読み込まれるファイルの順番が変わるので注意してください。
C:充電、RC:充電レスト、D:放電、RD:放電レストのファイルとして
- 【充電(CXXX_0001.txt)を読み込んだ場合】C→RC→D→RDの順番で読み込みます。
- 【充電レスト(RCXXX_0001.txt)を読み込んだ場合】RC→C→RD→Dの順番で読み込みます。
- 【放電(DXXX_0001.txt)を読み込んだ場合】D→RD→C→RCの順番で読み込みます。
- 【放電レスト(RDXXX_0001.txt)を読み込んだ場合】RD→D→RC→Cの順番で読み込みます。
[mAh・Whの積分計算] #
txtファイルに積分データが入っているので、その値を採用しています。
[充電放電の区別] #
ファイル名の先頭の文字C, RC, D, RDから充電・充電レスト・放電・放電レストを区別しています。
北斗電工・アスカ電子・エレクトロフィールド(*.csvファイル) #
CSVファイルでデータを出力する充放電装置は複数種存在すると思われますが、ChaDiPloが対応するのは北斗電工社様がダンプデータとして出力するcsvファイル、及びアスカ電子社様のcsv、エレクトロフィールド社様のcsvファイルです。
[北斗電工社様のダンプデータの出力設定について] #
ダンプデータの出力設定は、以下の条件で動作を確認しています。
テキストファイル形式 : csvを選択
時系列データの出力形式:連続一列出力
時間表示形式:ssssss.ss(秒)
[北斗電工社様のダンプデータの出力項目について] #
ダンプデータの出力項目では、以下を必ず出力するようにして下さい。
- Step Time(単位は秒にして下さい)
- Mode
- V(mV)
- A(mA)
必要に応じて、以下も出力して下さい。
- Ah(step):単位はmAh
- Wh:単位はmWh
[mAh・Whの積分計算] #
ダンプデータとして出力してあればその値を使用し、もしなければChaDiPloが計算します。
[充電放電の区別] #
Modeで判断しています。
[IR-OCV測定] #
アスカ電子社様のデータ中にIR-OCV測定が入っている場合は、コンバート時にコンバートしたファイルとは別に _OCV.csv として抽出されます。
Scribner(*.bdat) #
拡張子がbdatで出力されるデータについては、ChaDiPlo対応済みです。
[mAh・Whの積分計算] #
bdatには積分データが入っているため、その値を採用して出力します(ChaDiPlo_converterは計算しません)。
[充電放電の区別] #
電流値が0でレスト、マイナスで放電、プラスで充電と判断します。そのため、例えば充電中にノイズ的に一瞬電流が逆に流れると、その時点で充電サイクルが一度終わり、一瞬だけ放電サイクルが始まり、再び充電サイクルが始まったと認識します。
Bio-Logic(*.mpt) #
Bio-Logic社様のmptという拡張子で出力されるデータはChaDiPlo対応済みです。
mptは充放電データ以外にもインピーダンスなどのデータも収納するファイルですが、そのような複数のデータ種が混在したファイルについても対応しています(もし、読み込めないmptがありましたら、お問い合わせページから送付下さい。対応します)。
[連番ファイルについて] #
mptは連番ファイルとなることがあるため、1番目のファイルをChaDiPlo_converterで指定すると、2番目以下を自動で探して読み続けます。
連番ファイルの検索ルール
1番目のファイル名が”Sample_data_init_cyc_01_GCPL4_C11.mpt ”の場合
ChaDiPlo_converterはファイル名にある”_01_”を探し、”_02_”に変換したファイル
Sample_data_init_cyc_02_GCPL4_C11.mpt
が同じディレクトリ内に存在するかどうかを探し、もし存在すれば自動で読み込み、次の_03_を探します。
従ってファイル名に充放電装置が付ける連番の他に、データ名としても_01_を使うと、正しく読み込めない原因となるのでご注意ください。
[mAh・Whの積分計算] #
mptに積分データが入っているので、その値を採用しています。
[充電放電の区別] #
mptのmode及びox/redを使って判断しています。